ナースのお仕事

# 看護師って何してるの? ある日の消化器内科外来【アルコール性肝硬変】

# 看護師って何してるの? 
   ある日の消化器内科外来

67歳 男性
3か月毎の定期受診
消化器内科外来

「調子はよいです」
「9年くらいお酒はのんでない」

【検査】
 採血
 CT

【CT検査結果】
前回4年前のCTと比較して
肝の表面は粗造でLCパターンです
viableHCCはみられません
明らかな肝充実性腫瘍は指摘できません
肝嚢胞を認めます
一部はperbilibrycystを疑います
左葉外側区の肝内胆管拡張は前回同様です
門脈は開口しています
右葉後区域枝の血栓は今回もはっきりしませんが、胴部のCavemous transformation
は前回同様です
脾腎シャントの発達が目立ちます
SMVから右卵巣静脈を介するShuntがみられます
脾腫があります
右腎が委縮し、前回より増強不良域が増加しています
右腎梗塞疑われます
上部結腸前方の単房性嚢胞性腫瘍にかわりなく、リンパ瘤、リンパ管腫などを
疑います
胆のう底部にくびれあり、胆のう腺筋腫症を疑います
膵、副腎に明らかな移乗を認めません
優位なリンパ節腫大を認めません
腹水貯留ありません

【既往歴】
アルコール性肝硬変
門脈血栓
食道静脈瘤

【病歴、治療歴】
0009年11月 腹部膨満感があったが様子をみていた
0009年12月 下痢出現 下痢がおさまると下肢浮腫が出現していた
      近所の病院を受診
      黄疸、腹水を指摘された
      精密検査のため紹介状を持参し、入院となった
      入院時のCTでアルコール性肝硬変、腹水貯留と診断した
0010年1月4日 GISでRCサイン陽性の食道静脈瘤、胃静脈瘤も認めた
    1月11日 嘔吐し、GIS施行
         胃内凝固塊少量あり
    1月12日 EVL実施
        食道静脈瘤より噴出性の出血があり、EVL4か所行った
    以後、経過良かったが
    1月23日 再度出血し EVL行った
    その後、不穏が強く、ICU入室、鎮静、筋弛緩をかけて管理した
    1月29日胃管より出血があり、胃静脈瘤にRCサインを認めた
    1月30日 胃静脈瘤に対してEVL+EIS 、地固め療法実施
  以後、活動性のある出血なし
    2月1日 胃管抜去
    2月8日GISでcardiaに血豆様病変を見たお目、AS局注した
     一時嗄声、むせ等あり、胃ろう検討したが、食事摂取可能となった
    3月29日 退院となった
0011年11月 門脈血栓に対してワーファリゼーションで入院となっている
    ワーファリン投与で門脈血栓消失
    外来でも禁酒を続けており、経過は良好です
    ワーファリンは継続必要
    糖尿病は代謝内科でフォロー中

1、EIS(食道静脈効果療法)
2、GIS(上部消化管内視鏡検査)
3、EVL(食道静脈瘤治療)
噴出性の出血を止めるための治療を実施

肝硬変が進行していることから、全身状態が悪化している
急変する可能性も考慮する必要があります

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happystone40
ニートからナースへ転身!気づけば、まだナースやってます!