ナースのお仕事

#看護師って何してるの? ある日の消化器内科外来【肝動注 ポート留置】

#看護師って何してるの? 
ある日の消化器内科外来【肝動注 ポート留置】

【診断名】
B型肝硬変
HCC門脈浸潤

化学療法開始のための肝動脈から直接腫瘍に抗がん剤が届くようにするため
ポートを留置するための処置が必要になります

13:45 放射線科の透視室へ入室
    血圧110/81P72 SpO2=99%
    同意書の確認
    両側の足背動脈触知確認
    左右差なし
    穿刺部:左鼠径部
14:03 足背動脈触知微弱
    右鼠径部1%リドカインにて局所麻酔
    P73 SpO2:100%
14:07 穿刺
    ガイドワイヤー挿入
    カテーテル挿入(マルチ2型4Fr70センチ)
    BP111/74  P69 SpO2=100%
14:15 腹腔動脈造影
    気分不良なし
    SpO2=97%
14:25 マイクロカテーテル挿入(スナイパー2、2.1Fr110センチ)
    カテ位置調整し造影
    BP109/76
14:28 再度カテ位置調整し造影
    P76  SpO2=97%
14:35 AZURコイル 3.0mm-8㎝挿入
    P77
14:44 留置カテーテル挿入
    BP114-78
14:48 AZURコイル 3.0mm-4センチ
    P80
14:50 造影
    BP114/78 P81 SpO2=99%
15:05 外科Drにて1%リドカインにて局所麻酔
    ポート植込み開始
    BP113/81
15:23 ポート造影
    へパリン3000単位にてヘパロック
    BP108/77
15:27 3-0ナイロンでポート固定
15:35 バイクルで閉創
    位置確認のためのレントゲン撮影
    BP111/79
    SpO2=98%
15:40 POST-OP貼付
    足背動脈の触知確認OK
    ストレッチャーにて退室

なぜ抗がん剤を肝臓の動脈から投与するのか?

「がん」が体の一部に限局している場合、「がん」は動脈から栄養されていますので、静脈から全身に抗がん剤を投与するのに比べて、何倍もの濃い抗がん剤が作用することになります。また、全身に流れる抗がん剤の量が少なくなりますから、副作用がすくなくて済むことが期待できます。このように、肝転移の場合は、肝臓の動脈に直接抗がん剤を投与する治療方法が動注化学療法です

ポート(リザーバー)とは?
肝臓の動脈にカテーテルを留置して、「リザーバー」という小さな器具に接続し、皮膚の下に埋め込む方法のことです

動脈を塞ぐと、その動脈が流れ込んでいる臓器に悪影響はありませんか?
金属コイルには繊維がついており、コイルの置かれたところで血が固まり血栓をつくります。そこで、動脈の流れが塞がれ、金属コイルよりも向こう側に抗がん剤が流れなくなります。しかし、動脈は塞いだ部位の向こう側でつながっているため、血流げ逆転してないって来ますので、臓器に影響はありません。むしろこのような動脈に抗がん剤が流れることの方が、重大な合併症を引き起こす危険性があります

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ニートからナースへ転身!気づけば、まだナースやってます!